総務省は携帯電話料金の値下げに向けて、契約先を乗り換える際、カードを差し替えが不要な「eSIM」と呼ばれる機能を普及させるなどの政策を取りまとめた「アクション・プラン」を発表しました。携帯電話会社がこのプランに対応することで値下げにつながるかが焦点となります。
ITジャーナリストの三上洋さんの予測は『2021年の春』。
●最初に値下げするのはドコモから。この12月に社長が交代するので、年明けに発表して、春から値下げという段取りになるはずです。
●他の2社(au、softbank)はドコモに合わせるので、その1か月後。ただし2割程度 とのこと。
2割??だとすると、思ったよりは下がらない?
総務省はアクションプランでは3つの柱を掲げています。
料金プランやサービスが複雑でわかりにくくならないようにする。
●料金プランの変更や契約先を乗り換える手続きなどをわかりやすく解説する専用のホームページを年内に設けることを挙げています。
●また、販売店が、端末価格に上乗せする手数料を「頭金」と表示するなどわかりにくい説明をしていないか、ほかの販売店では同じ端末でも価格が異なる場合があると周知しているか、なども確認するとしています。
競争を通じて多様で魅力的なサービスを生み出すとしています。
格安スマホ会社が
●大手携帯電話会社に支払うデータ接続料を今年度から3年間で半分程度まで下げるほか、
●音声通話の回線を借りる料金についてもさらなる引き下げに向けて検証するとしています。
これまで以上に契約先の会社の乗り換えをしやすくするとしています。
●契約者の情報を書き込むSIMカードの機能を端末に内蔵させた「eSIM」の普及に向けて来年の夏までに指針を策定するほか、
●キャリアメールと呼ばれる携帯電話会社のドメインのメールアドレスを
乗り換え後もそのまま使えるようにする仕組みを検討するなどとしています。
●また乗り換える際の手数料は、来年4月からネットで手続きすれば無料になります。
早速、携帯電話大手のKDDIは、auとは別に展開する「UQモバイル」で、20ギガバイトで月額4000円を下回る新たな料金プランを導入する方針を固めたことが分かりました!UQ mobileの新プラン「スマホプランV」が2021年2月以降に登場! 月間20GBで3980円!通話のオプション料金や税金を加えても、5000円を下回る水準となる見通しです!
KDDIは他にも5Gのエリアの拡大を進める中、auではデータ無制限のプランで、各種の割り引きを除いた月額7650円の料金は維持する方針です。
KDDIは主力のauに加えて「UQモバイル」のブランドでも携帯電話サービスを展開していて、現在、3ギガバイトと10ギガバイトで割安な料金を設定しています。
ソフトバンクも大容量で月額5000円を下回る新たなプランを検討していて、料金をめぐる動きが活発になっています。
ちなみに筆者は「QTモバイル」の3ギガプラン+1回10分以内の通話で毎月1520円です!なので、まだまだ4000円や5000円は正直、高いな〜と思ってしまいます。ゲームはしないので、3ギガでも何もこまりません。動きもサクサク、良好です。
携帯電話料金をめぐっては、政府は20ギガバイトで月額5000円を下回る国も多く、日本の料金は割高だと指摘しています。
20GBの場合
・フランス…2322円
・イギリス…3001円
・ドイツ……5801円
・日 本……7135円
・アメリカ…7684円
・韓 国……8388円
ただ、通信品質を踏まえて料金を比較すると、各国の4G接続率は高い順に日本の98.5%、韓国の98.3%、米国の96.1%、英国の89.2%、フランスの86.0%、ドイツの85.8%となり、日本の4G接続率は最も高い。日本は料金の割に通信品質が高いとのこと!
通信費がいくら安くても、動きが鈍いのは困ります。サクサクじゃないとイヤなんです。。そんなユーザーの声もきいていただき、日本の品質クオリティはこのままでお願いしたいところです。
総務省の調査によりますと、携帯電話の契約数の事業者別のシェアは、ことし6月末の時点でNTTドコモが37%、auを手がけるKDDIが27%、ソフトバンクが21%となっています。
武田総務大臣は閣議のあとの会見で「格安スマホが存在するのに乗り換え手続きが複雑で、自由に乗り換えられなかった部分を解消することで健全なマーケットが構築されると思う。料金水準が国際水準に近くなっていくと期待している」と述べました。
加藤官房長官は、午後の記者会見で、「国民の関心が高く、目に見える形で値下げが行われることが重要であり、総務省には、このアクションプランに沿って事業者間の健全な競争がはたらく環境整備を進めてもらいたい。携帯電話各社には、国際的な料金水準なども参考にしながら、料金の低廉化に向けて、積極的に検討を進めていただくことを期待したい」と述べました。
総務省が取りまとめた「アクション・プラン」についてNTTドコモは「利用者にとってわかりやすく納得のできる料金・サービスの実現や公正な競争環境の確保に向けて今後取り組む方向性を示したものと認識している。今後必要な対応を検討し、eSIMの促進などの検討が行われる際には、議論に参加したうえで当社としての考えを示したい」というコメントを出しました。
総務省がまとめたアクション・プランについて通信業界に詳しいMM総研の横田英明研究部長は「通信事業の競争環境を公平なものにしていくプランで、盛りだくさんである分、効果も期待できると思う。これまでは他社に乗り換えるときに手数料などの問題もあってユーザーは動かず、同じ通信事業者との契約を長く続ける傾向が強かった。その壁が低くなり、ユーザーにとっては乗り換えやすい環境が生まれたことになる」と評価しています。
そのうえで横田研究部長は「通信事業者としては、ユーザーをつなぎ止めるためにより魅力的なプランを互いにけん制し合いながら打ち出さなければならないだろう。長い目でみれば携帯電話料金は大幅に下がる傾向となっていくのではないか」と指摘しました。
携帯電話の料金値下げはいつから?専門家は「来春まずドコモから。他の2社はドコモに合わせて1か月後。ただし2割程度」と予想しています。
総務省のアクション・プランは携帯電話料金の値下げに向けて各社の競争を促す政策を盛り込んでいます。この中では「利用者にとってわかりやすく納得のできる料金・サービスの実現が必要」だとして、料金プランの変更や契約先を乗り換える手続きなどをわかりやすく解説する専用のホームページを年内に設けるとしています。
また、契約先の乗り換えをしやすくするため契約者の情報を書き込むSIMカードの機能を端末に内蔵させた「eSIM」の普及に向けて、来年の夏までに指針を策定するほか、キャリアメールと呼ばれる携帯電話会社のドメインのメールアドレスを乗り換え後もそのまま使えるようにする仕組みを検討するなどとしています。
今後、大手各社がプランに沿って取り組んでいるかを審査する方針で、料金の値下げにつながるかが焦点となります。アクションプランを通じて利用者がよりよいサービスでより安い料金プランを持つ携帯電話会社を選ぶようになれば、携帯電話会社側もなんとか利用者を増やそうとサービスの質をさらに上げたり料金を安くしたりするのではないか、とみています。
総務省は携帯大手各社に電波を割り当てる際にこれらのプランに沿った取り組みを行っているかどうかを審査するとともに、各社の競争が公正かどうかを毎年検証し、必要に応じて取り組みの見直しや追加の対策を取りまとめるとしています。
5Gをはじめ「デジタル」が学校や医療にも普及していく時代、生活がより安全に、健全になることを願います!
最後までお読み頂きありがとうございました
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This is a great tip especially to those fresh to the blogosphere. Short but very accurate information… Appreciate your sharing this one. A must read article!|
Having read this I thought it was really informative. I appreciate you spending some time and energy to put this short article together. I once again find myself spending way too much time both reading and posting comments. But so what, it was still worth it!|